文章が書けなかった自分でも出来たから大丈夫。そう言われても、書けないものは書けない。

記事の書き方っぽい何か

ブログを立ち上げてさぁやるぞ!そんな風に意気込んだとき、

あれ?でも、どうやって書けばいいのかわからない。

となった人、この指とーまれ!

作ったばっかりだと、まぁ、第1回目の記念すべき記事はだいたい、「初めまして●●です!」といった感じで自己紹介的な記事になるかと思いますが、それじゃあ次の日は何を書こうかなと考え始めると、何を書いて良いのか分からない問題にぶち当たる人も居るんじゃないかと思います。

そんなとき、検索する言葉は「初心者 ブログ 書き方」だったりしませんか?

で、検索してみると、こんな感じの記事がずらーっと表示されるはずです。

  • ブログ初心者が最低限意識するべきブログの書き方●●条
  • 月間●●●●PVブロガーが教えるアクセスアップのコツはこれだ!
  • たったこれだけで●●人に読まれるブログに成長する基礎テクニック
  • 【ブログの書き方】●つのコツさえ抑えれば、初心者でも文章を簡単に書けるようになります。
  • ブログが簡単に書けるようになる「記事テンプレート」をご紹介
  • 読ませるブログの記事は、作り方にコツがある。それは●●をするだけ!
  • 【初心者向け】ブログを書くのに抑えておくポイントはここ。
  • 初心者必見!読まれるブログにはコツがある!ブログの書く順番を教えちゃいます。
  • 稼ぐブロガーはここが違う。良いブログの書き方●●条!

ここに挙げたタイトル例は、実際の検索結果で表示されているものを元に、文章を組み替えて作り直したものです。でも伝わるニュアンスはそこまで遠くないと勝手に思っています。

もちろん、このタイトルをクリックして飛んだリンク先の記事はどれも素晴らしいノウハウが凝縮されている良いアドバイスです。

ですが、タイトルに釣られて「コレをやれば同じようにアクセスがたくさんもらえるブログ運営者になれるんだ!」と思うのはちょっと待った。

ノウハウがわかったからといって、凄腕ブロガーさんたちと同じように記事を作成できるかというと、それは違いますぞ!

 

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ブログの書き方のテンプレートってあるの?ないの?

ぶっちゃけて言えば、ブログやサイトの記事を読んでもらうための書き方にテンプレートはあります。

テンプレートというよりは、パターンという方が正しいでしょうか。

これは何もブログだけではなく、文章を構成するという意味での流れのパターンと同じようなもので、ブログも普通の文章も、始まりがあって、中身があり、最後に全体をまとめて締めくくる。これがもっとも読みやすい構成になるかと思います。

では、ブログでいうテンプレートとはどういうものでしょうか?

記事の流れ

上の図を見ていただけると分かると思いますが、リード(導入部分)文からスタートし、見出し→それについての記事、見出し→それについての記事…………と続いた後、まとめ(締めくくり)となっていますよね?

このタイプは、始めに気になる導入部分を置き、話を読んでいくと最後に知りたかったことが用意されているという流れの書き方です。

文章は起承転結を決めた方が読みやすい訳ですが、ブログの構成も同じように、リード文が。中間の記事が、承と転。まとめ部分がとして組み立てると、上から読んでいくけば順を追って読めるので分かりやすい訳です。

ただ、この書き方だけがブログで使えるテンプレというわけでは無いみたいです。

調べている時に見つけたサイトさんによると、テンプレとして使える構成は、【起承転結型】【リスト型】【順番型】【PASNA型】【QUEST型】といったパターンがあるとのこと。詳細はこちらから確認することが出来ます。面白い記事でしたので是非!

ページが見つかりませんでした – 映画ラボ

こんな感じでテンプレとして使える書き方があるにはあるのですが、では、この書き方をすれば確実にアクセスが増えるようになるのでしょうか?

 

文章が下手だったけど上手くなった。でもそれって本当にそうなのかな?

これで、ブログの書き方は完全にマスターしたぜ!

そう思ってキーボードを叩き始め、自分では完璧だという文章を作成したとします。

それを自信満々で投稿しました。……で、数日待ちますが…………

何故だ……。アクセスが増えない…………

こう言う人も居るのでは無いですか?

記事の作り方は、先輩達のアドバイス通りに作っているのに、何故かアクセスは思ったよりもありません。

それは何故なのかを知るためには、まず、アドバイスをしてくれているサイトさんの、一番初めの記事を読んでみて下さい。

特に「文章を書くのが苦手だった」「でも上手くなれた」とアドバイスをしてくれているサイトさんの場合、是非一番初めの記事を読んでみて欲しいです。

一番初めの投稿記事を読んで、最新の記事と明らかに書き方が変わっている、面白くなっているのであれば、「上手くなれた」というアドバイスは正しいアドバイスだと思います。

ですが、初めから文章が面白く作られている場合、アドバイスをしてくれている先輩達は、元々ブログを書くことに慣れている、文章を書く事が楽しいと感じている人だと言うことが分かります。

いいですか?ここで重要なのは、一番初めの記事からすでに、読みやすい、読んで楽しいと感じる記事を書いているのかどうかという部分です。

さて、それを踏まえて次へ。

 

文章を書きなれている人の難しいと、文章を書くのが苦手だと感じている人の難しいは、全く別物です。

どんなことを難しいと感じるのかは人それぞれです。

なので、アドバイスをしてくれている先輩達も、初めの頃はブログの記事を書くのは難しいと感じていたのかもしれません。

ですが、文章を元々書きなれている人の思っている難しいは、文章を書きなれない人の感じている難しいという感覚と同じものではありません。

分かりやすく例えるなら、お話を書きなれている人と設定を作るのが得意な人が居るとします。

お話を書きなれている人にお話を作って欲しいとお願いしました。すると、その人は物語として読める文章を作ってくれました。実際に読んでみると、小説を読んでいるような文章で場面がとても想像しやすく面白いものでした。

次に、設定を作るのが得意な人にお話を作って欲しいとお願いするとします。すると、その人は物語としては固いけど企画としては面白い文章を作ってくれました。実際に読んで見ると、世界感やキャラクターの設定がとても凝った作りで分かりにくい部分も多いけれど、読んでみたいと思える面白いものでした。

このように、得意分野によって、組み立てられる文章は特徴が大きく異なっていることがあります。

構成の骨格が同じだとしても、中に詰める情報をどう相手に伝えれば分かりやすいのかを何となく理解している人と、そう言う文章を組み立てることがイマイチ理解出来ていない人とでは、仕上がった記事の印象が、かなり大きく違ってくるということです。

 

テンプレートが用意できたからって、書きたい内容が上手くまとめられるとは限らない。

ちゃんとテンプレートにそって記事を書いたのに、思ったよりも結果が悪い。それは何故なのか今一度考えてみて下さい。

もしかしたら、書いた記事の文章が、読んでくれる相手に伝わりにくくなっていたりしませんか?

ブログのテンプレとは、文章を組み立てる上での形式のことです。

そのやり方自体は確かに効率はよいですし、アドバイス自体も間違いではありません。

もちろん、その作業を繰り返し行うことで、文章を書く流れを掴みやすくなるというメリットはあると思います。

ですが、それはあくまでも文章を組み立てる事が出来るというだけです。

内容のメッセージ性やおもしろさは、テンプレートには付随しません。

アドバイス通りの書き方をしたからと言って、その文章が読んでくれる人を惹きつけるものなのかは別の話。

結局のところ、魅力的な文章を作れなければ、読者の興味を惹く事なんて難しいということです。

 

ノウハウを理解するのと文章を組み立てるのは、必ずしもイコールではないんだよ。

自分としては、アドバイスする側が、「このやり方で成功しました!」と言えるのは何も、テンプレートを使ったから得られた効果だけではないとしか思えません。

何故なら、そこには、筆者の知識や経験、見つけた面白いと思ったネタなどが存在していますし、それを脚色して伝わりやすくする工夫もあります。

形式だけが分かっても同じように文章を書けないのは、アドバイスをしている側とそれを受け取る側が、全くの別人だからです。

同じように考え、同じような経験をし、同じような文章を書いて伝えることが出来るかというと、一人一人違う人間なのでそれは不可能に近いということになります。

なので、ノウハウをどう活かして結果を得るのかは、自分自身で考え工夫していくしかありません。

テンプレートという箱の中に、どういう素材を入れて工作していくかは、ブログを育てる管理人が経験を積んでいく中で見つけ出していく必要があるんです。

例え、今すぐ結果が出なくても、何処かのタイミングで「ああ!こういう事なのか!」と気付く瞬間がくるかもしれませんし、それが来る前に諦めてその箱を壊してしまう可能性もあります。

「直ぐに出来る、簡単だから」と言われると、本当に出来る様な気になってくるかと思いますが、それで結果が出せなかった場合は、他の方法を探す事も大切なのではないかなと思ってしまいました。

 

少なくとも、

先輩方のオススメしている方法は、自分にとっての成功ではないかも知れない

ということを心の何処かに置いておくだけでも、心に少しだけ余裕が持てますし、頑張った結果望んだ通りの結果にならなくても、また次に頑張ろう!と気持ちを切り替え易くなるかもしれませんね。

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